テーマ:ユーロトンネル

ホッと空の物語43‐海峡のモグラ-出航と工場立会

出荷および完成検査。。 4月12日にはT3の本体部品がFCBに向けて出荷となった。かってない驚異的なスピードで製作作された。 5月24,25日にT2の客先立会いが行われた。フランスから大勢が検査に来てマルタンも来た。立会いの日は普通、晴れがましいものであるが、今回だけは当社員たちのあの疲れきった姿は異様な感じであった。 この検査を…
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ホッと空の物語42‐海峡のモグラ-パリの生活‐2

10月になると、ボジョレーヌーボー(新ボジョレー)と言う新酒のワインが出る。このワインは寝かせて美味しくなると言うものではなく、せいぜい数年で終わりにする。ホテルの近くの表通りをすこし入ったところに、ボジョレーワインを一番に出せる権利を持ったレストランがあって、顧問弁護士のサンソン氏が連れて行ってくれる。外国人だけでは入れてくれない。こ…
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ホッと空の物語30‐海峡のモグラ-ディックの願い

その夜、彼我の形勢分析をじっくりと行った。最後に、杉村部長が「こちらがわずかかも知れないが強いと思う。明日は押すぞ」と断を下した。 明けて2月21日(土):土曜日。 ディック:昨日小杉とコンタクトを試みたができなかった。したがって結論が出ない。   しかしロビンスとしてはCo-opを続けたい。ポイントは2つである。   …
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ホッと空の物語-20 海峡のモグラ‐北フランスの生活

1986年10月5日(日)から長い受注のドラマが始まった。  それを暗示する出来事が出発日に起こった。夕方パリCHD空港に着いたが予定の迎えの人が一向に来ない。各到着便も終わって空港も閑散としてきた。日本航空のスチュワーデスの一人が「どうかしましたか、迎えがいないなら一緒にホテル日航に行きませんか」と誘ってくれたが、強がりから断ってし…
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ホッと空の物語‐19 海峡のモグラ-仏企業と共に

1986年の7月にTBM各社は技術仕様書と見積書を提出した。我陣営は、陸上側、海峡側共にTMCの要求仕様どおり、泥水式で応札した。日本勢の他社は海陸共に新型スクリューコンベア(SC)を採用した土圧式、米国ロビンスもスクリューコンベアの後部に新鋭の耐圧装置を装着した土圧式とのことであった。 TMCによるヒアリングの後、9月になって、最初…
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ホッと空の物語‐18 海峡のモグラ-ドラマのスター達

10月になって、各社の技術評価、質疑応答が始まった。 ドラマが開演した。 出演者は以下の通り。 TMC(トランスマンシュコンストラクション):フランス側施工業者の企業体(JV) マルタン:TMCの社長。泥水推進派。純朴鷹揚なジェントルマン。 フィルマン:TMC技術担当、出身は仏最大ゼネコンのブイグ社のTBM設計部長。 アラ…
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ホッと空の物語‐17 英仏海峡トンネルの構造

英仏海峡は英国名はドーバー海峡、仏名はアングロフレンチ海峡または単にラ・マンシュと言う。地層は繋がっていて、海峡は上部のホワイトチョーク層を掻きとった感じで形成されている。各地層の色は読んで字の通りである。掻き取られた岸壁はホワイトチョークの断面なので、まさに白い。両岸は同じだが仏側は北に面し日陰であるので、南を向いた英国側が輝いている…
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ホッと空の物語-16 いざ英仏海峡へ

全国的な地下鉄、上下水道、地下河川、道路建設などの事業を受けてトンネル掘削機の業績は各社ともに急な上昇カーブを描き始め、視線は海外に向き始めた。わが社が最も積極的で1985年にはフランスのFCB社にシールド掘進機の技術供与を行った。そしてリール地下鉄用泥水シールド(Lot8:第8工区)工事を受注し、泥水輸送設備、処理プラントも欧州で設計…
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