ホッと空の物語35‐海峡のモグラ-単独責任の重み

二社コンソーシアムの単独責任。。。。
翌7月7日(火) 二社での遂行を議論したが、たいした結論も無く、すっきりしないままに時間が過ぎて行った。そして夕方になってディックが本音を吐いた。

ディック:
基本的にはKHIの仕事である。ロビンスはコストをよく把握していない。エンジニアが足りない。220MFの時、コストダウンに協力したかったができなかった。これを200といわれたのではできない。しかし私はFCBと違い逃げはしない。KHIに協力したい。KHIがやるのであれば次の点で協力できる。
セールスの助け、コンセプト設計でのSome Help、TMCとのネゴでのSome Help、契約後のエンジニアリングでのSome Help、応力解析、フィールドサービス、通関手続、メンテナンス、欧州での調達支援。
契約はSNCで行い、金はSNCが受け取り、KHIが使えば良い。TRCはSome Benefitをもらう。それは3点である。(注 SNC:仏の会社の形態、日本では合名会社が近い)
* 5%のロビンスFee
* 3%のAgent Fee
* 1%のAdministration Fee
結局、二社コンソーシアムで受注するが、すべての責任はKHIが単独で負い、ロビンスには幾らかの報酬をくれと言う。
KHIはこれでよしとした。最終体制の報告のため午後8時からTMCマクロンにディック、杉村、近藤の三人が会った。マクロンより、新コンソーシアムの設立、ビッドボンド(応札供託金)の準備について至急な要求があった。
7月8日(水) 夕方、TMCとミーティング。ゴルティエなどと、ロビンス、杉村、端元、近藤、オーレが参加。下記が取り決められた。
①  ビッドボンドは明日積むことを約束。
② FCBはテリトリーを犯されたことに文句を言わない事を確認し、念書を提出すること。
③ 機種はMCSであること。
スラリー式の話は何だったのかと怒りを感じたが、MCSが公式になったと安堵した。
もう大丈夫かと思っていたが、翌日フィルマンが出てきてまたまた脅かされる。
7月9日(木)、18:00よりTMCと会議。出席はフィルマン、ゴルティエ、ラクロアに対してディック、オーレ、デュプレ、Sato、近藤、杉村、春日、端元である。ボンドを出した証明書、新コンソのアグリーメント、FCBレターを提出した。

ところがフィルマンは「ディック、遅すぎる。DHIとはもう全て協議が終わっている。この通りである。サインは最後のページだけである。またこれから貴方とすると3週間はかかる。」と契約書を見せる。6日の夕方とは別人の態度である。
なんなんだ彼は???
対してディックはびくともせず「3週間もかかると思わない、三日で終わる」と。
フィルマン「20日までには終わらせたい、できねば止める」と脅しはしたが一応繋がった。

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