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zoom RSS ホッと空の物語25‐海峡のモグラ FCBのおもい

<<   作成日時 : 2017/05/18 09:06   >>

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12月08日(月)、春日技術部長が来仏。ロリドンと経緯の総括をした。
こちらから「TMCの件はFCBにとっても、KHIにとっても重要である。相手のロビンスには小杉がついている。その上DHIにも出られたら、我々の日本国内事業に影響が出る。FCBは大丈夫と思っていたが残念である」と問うと、ロリドンは悔しさと怒りを押し殺しながら、「決っていたのだ!」とまくし立てた。

ロリドン氏
過信はしていなかった。ただTMCとFCBのトップ陣同士の関係は信頼し過ぎたかも知れない。我々の技術は劣っていないし、評判も良い。
今回のことは筋書きが決っていた。海側のT1,2,3でTMCはロビンスを使うことを7〜8ヶ月前よりマルタン、フィルマン、ラクロアが決めていた。彼らの元々のアイデアはロビンスのオープンTBMである。ロビンスに対してKHI・FCBは勝ち目がないのははっきりしていた。(応援していた施工グループの)CTGがTMCに負けた時、我々も負けたのだ。それでもマルタン、ラクロアと我社のユルパン、ジェスタが密閉式も取り入れてMix Type(泥水)への機種変更をしたが(FCB所有技術を生かすため)、彼らはロビンスから離れたわけではない。
我々のプロポーサルは弱点があった。
1. フィルマン、マルタンは17km掘れるのはロビンスだけであると考えている。小杉は一部部品の供給だけで、関係ない。従ってKHIは小杉に負けたわけではない。KHIには経験のない技術をロビンスが持っていると言うことである。
2. 二点目はロビンスの性能についていけなかったということである。ロビンスは全土質で毎分12cmの掘削速度を提示したが、我々は地質別に示しただけで、しかも、小さい数字であった。その上実績の裏付けが無い。
3. コストは5%高かった。この差はSHS(坑内処理プラント)の有無の差である。
4. T4はDHIが選ばれたのではない。DHI式のSCが選ばれたのである。3ヶ月前にまた1週間前にも、フィルマン、マルタンにDHIと同じものが作れるかと聞かれたが、出来ない、しない、と答えた。近藤式SCが一番であると答えた。

春日
「それならDHIよりSCを購入したらTMCは満足するか? DHIと組んでも良い。FCBがOKならJV(共同企業体)でもよい。FCB(KHI)/DHIでもかまわないと思っている」

突拍子もない提案に、ロリドンは厳としてFCBの思いを示した。これは感銘であった。

ロリドン
DHIのW/SCは機能するとは思わない。そうだろう、近藤。(Yes)。よって採用しない。JVについては単なる下請けはしない。ロビンスとも同じである。ともかく海側T1,2,3はロビンス、陸側T4,5はDHIで決っていたのである。11月の始めに知った。もう道が見えない。

かなり悲観的な様相になったので、これ以上のヒートアップを避けるために、「ともかくフィルマンに会いたい」と仲介を頼んで話を打ち切った。
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